なるほど、それは頭で考えてもわかることだ。ボードを外周部で支えて、上に乗っかる機器が中心近くにあったら、ボードがたわんで音を吸収してしまう。こりゃ、すぐ素直に従ったほうがよさそうだ。
CDP Mark Levinson No390SLと、プリアンプ Viola Cadenzaは、底板の四隅に近いところに足があるので、私がインシュレーターを設置した位置からは、それほど離れてはいなかった。ところが、パワーアンプ darTZeel NHB-108 model oneは、3つの足なのであるが、ずいぶん中心に近いところにまとまっている。ほーっ!darTZeelの音のコダワリは、こんなところにもあるのか。巻尺でザックリ位置を計りながら、インシュレーターをできるだけ足の真下に位置を変えた。
こんな些細な調整では、それほど音は変わらんだろう、そう軽く考えていた。なんせSymposium Ultra Platformは、9cmほどの厚さがある。ボードのたわみなど、気にする必要はない。音の比較などしなくてもよいだろう、そう考えたのだが、念のためと思って聴いたCDは「Paris Match / Flight 7」の3曲目「Bikeride」であった。ボーカルのミズノマリは、かつてのトワ・エ・モワの白鳥英美子を思い起こす、甘くて深い魅力的な声を聴かせてくれる。って前にも書いたか。
ん?浮き出した!さっきは版画のようだったピアノとアルトサックスの音が、木彫りの彫刻に変わったように浮き出したのである。おーっ!けっこう効果があるのだー。
インシュレータは、機器の最も加重のかかる部分で支えた場合が最も共振を抑えられる、と次のメールで教えていただいた。dearaudioの店長にまた感謝。
「今夜も街の巨匠に感謝!」 by 堺正章の料理番組、みたいだな。


